いかだで新大陸に渡ったサル? 進化論は成り立つのか
大陸ごとに違う動物、そして祖先がいない
オーストラリアにはカンガルーやコアラのような有袋類がいて、南アメリカにはナマケモノやアルマジロがいて、北アメリカには独自のウマ科の系統がいます。進化論は、大陸ごとにまったく違うこれらの動物を、こう説明します。「共通の祖先から枝分かれし、それぞれ違う方向に進化した」。
1. 決して現れない幽霊の祖先
ところがオーストラリアには、共通の祖先の化石がありません。カンガルーは、地層の中に最初からカンガルーの姿で現れます。
南アメリカのナマケモノやアルマジロの祖先だとされる化石も、すでにその特徴が完成しています。共通の祖先も、中間の化石もないのです。
北アメリカのウマの系列は、大きさの違う種を並べただけで、その上に共通の祖先はいません。
オーストラリア、南アメリカ、北アメリカ。どこでも動物は、共通の祖先から進化していく化石なしに、ぽんと現れるのです。
2. どれだけ探しても、化石は出てこない
学者たちは、万能のチートコードを持ち出します。「化石になりにくい条件だった」。でも、何億もの「共通の祖先」が何千万年も栄えていたのに一体も化石にならず、比較的短い期間しか生きていない「完成された現生種」が、なぜこれほどたくさん見つかるのでしょう。
3. 「いかだで新大陸を発見したサル」
大陸が分かれたあと、なぜ大陸ごとに独自の種が現れるのかを説明できず、科学者たちは「海洋漂流説」を持ち出しました。アフリカのサルがたまたま倒木のかたまりに乗り、何千キロもの大西洋を渡って南アメリカに住みついた、というのです。
証拠として挙げられるのは、そのDNAがアフリカのサルに似ていることですが、その程度の類似は、すべての生き物が共有しています。
4. 共通の祖先は、空から降ってきたのか?
進化論はさらに一歩進んで、すべての生命の最後の共通祖先、LUCAの存在を主張します。でもDNA、タンパク質、細胞膜という生命の基本的な部品は、ほかのものがすでに存在しているときにしか存在できない構造です。
DNAは情報を保存しますが、それを複製したり読み取ったりするにはタンパク質(酵素)が必要です。
タンパク質は情報を実行しますが、その設計図はDNAの中にしかありません。
細胞膜はそのすべてを守りますが、細胞膜を保つにも、高度に設計されたタンパク質の装置が必要なのです。