ストレスを消すいちばん簡単な方法
痛みは時間とともに薄れる
最初は耐えられないほど痛くても、時間がたつと、同じ痛みをそれほど強く感じなくなります。生き延びるために、体も心も最後には適応するのです。
痛い刺激をくり返すと、最初はとても痛く感じますが、くり返すほど人の痛みの評価は下がっていきます。(痛みの慣れの実験)
氷水に手を入れることをくり返すと、人は回を重ねるごとに痛みを軽く評価する傾向があります。(寒冷昇圧試験)
喜びも時間とともに薄れる
人間は、くり返される幸せに適応するようにできています。
高価なものを買っても、結婚しても、待ち望んだ目標を達成しても、その感動はだんだん薄れていきます。これを快楽順応といいます。
もし喜びが決して薄れなかったら?
新しいものを買うたびに、恋をするたびに、成功するたびに、喜びがどんどん積み重なっていくでしょう。
でも喜びも、エネルギーを使うストレスの一つです。最後には、体がもたなくなってしまいます。
痛みをもっと楽に乗り越える方法
ハンス・セリエが提唱した「汎適応症候群」によれば、ストレス反応も時間とともに適応の過程をたどります。
喜びを永遠につかんでおけないように、ストレスも永遠にあなたをつかんでおくことはできません。最後には人はそれに慣れ、より強くなるのです。
違いは、痛みはいずれ和らぐと知って耐えるか、ずっとこのまま痛いと信じて崩れてしまうか、です。